2010年11月21日

喫茶なカフェ「coLugo」


11月15日京都にて、新たにカフェが誕生しました。
場所は京都市役所近くのこれから人が流れる予感がするエリア。

なにを隠そうBMCがこのカフェに一枚噛んでおります。

京都では老舗の部類に入るカフェ「ルゴール」の2店舗目であり
そのルゴールを立ち上げたのはBMCと事あるごとに交流のある
モンド不動産の部長。そんな流れでお話をいただき
ご要望は我ら大好物の純喫茶イメージという事で
これはやるしかない!




よくよく考えるとBMCメンバーそれぞれの本業は
設計・デザイン・雑貨セレクト・工事施工・不動産業と
結構なんでも来いな集団なのです!

できるんだし受けて立ちましょうー
と京都に乗り込みました。

物件は素材としてコンディション悪し・・・
何せ前の店舗の方は掃除嫌いなのか
油汚れが激しくカウンター内の棚には
5センチくらいの油の地層ができておりました。
んん・・・

素材はさておき
デザインの方向はBMC色出まくり路線
タイルの窯元が集まる岐阜までデットストックの
タイルを求めて走り、
造作工事は大阪より泊まり込みで造りに行き、
予算の都合上メンバーで一部タイルを貼る、
こだわりを書き出したら終わらないのでこの辺にしておきますが
とにかく、結果なかなか喫茶なカフェとなりました!




褒め言葉は「このお店は何代続いてはるんですか?」とか
「いい居抜の物件がありはったんどすなぁ」
と言われること。
いまどきの京町家カフェでなく
白ペンキにざっくりした家具を置くザッツカフェでもない
はたまたレトロなかわいいカフェでもない

おっちゃんからお姉さんまで集えるようなお店を
目指したのがこのコルゴ
見る人からすればどこか懐かしく
また新しくも感じてもらえるようなお店です。

京都へお越しの際はぜひ一度お立ち寄りくださいー

2010年11月7日

BAR階段室のお知らせ

久しぶりに鉄道広告社ビル2階にて
BAR階段室をオープンします。

今回はみなさまおまちかね(?)の月刊ビル3号発刊記念!


BAR階段室 大阪市北区天満3-6-3鉄道広告社ビル2階  
日時/2010年11月14日(日)
オープン/18時30分〜
チャージ/500円with1ゲツビル+1ドリンク

もちろん当日はBMCキオスクにて月刊ビルの販売もいたします。
お酒、おつまみなどご用意してみなさまのお越しをお待ちしております。
ぜひ遊びにきてくださいね。

2010年10月17日

京都の渋ビル


しばらくブログが止まっておりました
最近BMCでは京都に行き来する機会があり
京都はよろしおすなぁと歩いている時に
ふと見つけたこのお方!
ドォーン!と目の前に立ちはだかり、心を打たれました。

足元からだんだんシェイプしていく柱の線
持ち出された上階の存在感





床から腰壁にかけて続くタイルは
にょきっと地面から生えてきたように
入隅はRになっている。

このサイズ感は独特で、
敷地の大きさに比べ低層であることが
京都らしさを物語っております。





京都といえば町屋や社寺のイメージが強く
ビルと言えば市役所などのレトロな近代建築や
バブル期に建てられた、特に飲食店舗が入るものは
ギラリとしたものが多い。
しかしそんな中に紛れておりますおります
渋ビルが!

新旧の狭間で生き延びる微妙な存在である故に
数は大阪より少ない印象を受けますが、
なかなか個性的なものがあちらこちらにおりました。

渋ビル探しを
京都散策の楽しみの一つに加えると
街の見え方もかわるでしょうー

2010年8月24日

ビューティーサロンビル

大阪市の東側、鶴見通から少し南に下ったあたり。
かなり遠くからでも街並みの隙間からその不自然な色を確かに捉え
でも私にはわかる、きっとあれはすてきなビルにちがいない★と。
近付いてみると


街角にこんな渋ポップなビルを発見。
「渋い」と「ポップ」なんて相反することばのようですが
そんなふたつの要素が融合してしまうようなビル。

しかし内装やインテリアならまだしも
ビルの外壁にどーんとこんな色をチョイスするあたりも
この時代の勢いなのでしょう。




アルファベットの"K"にも見える不思議なラインを描く淡い紫色の壁。
お店のイニシャルとも違うし意味深です。
正面の壁は一階部分のランダムなタイルとの組合せ。
なんとも色気を匂わせます。

この時代の商業建築のなかでも美容室を構えるビルは
美を追求するだけあり、タイル使いや装飾にこだわった建物が多いようです。
美容室には女子のこころをくすぐる当時のおしゃれ感が全開。






ビルの魅力を引き立てる小物の数々も見逃せません。

実際、そんな昔の美容室をそのまま残して
若い方が新たに美容室をされているところもありますよね。

今ではガラス貼りで光が差し込む美容院も多いですが
わたしは個人的に美容院は閉鎖的であってほしい。
だって、パーマのカーラーをつけて待つ時間や
眉毛カラーをするときのコントのような眉のときの自分は
生まれ変わろうとしている瞬間であり、
それよりもすべてが終わって外に出たときに、ぱっと光を浴びたいものです。

話は脱線しましたが、
当時の日本人の文化や気質から生まれた「閉塞感」は
美容室に限らずこの時代のビル全体にも共通するところがあります。
オープンで明るいのをいいこととするだけでなく
どこか秘密めいていて、その奥に何かあるような。

ビルにほんのり漂うそんな「影」の存在がわたしは好きです。

2010年8月11日

キオスク夏季休業のお知らせ

BMCの運営する売店キオスクの夏休みのお知らせです

[夏季休業]8月12日(木)~18日(水)
19日(木)から平常通り運営しますので
よろしくお願いいたします。

あと、BMCが発行した月刊ビルで
2号の喫茶店コラムに掲載させていただいた
大阪堺の喫茶店『茶房カオル』さん。
とてもとても素敵なお店の魅力の続きを
喫茶店ブログのほうで語っております。

BMC喫茶室ブログ[こちら]

よかったらこちらも覗いてみてください。

まだまだ暑い夏が続きますが
ビルを見上げるときは、太陽の直射日光に気をつけましょう

2010年8月2日

トロピカルビルパラダイス大入り御礼!!

2010年7月30日と31日
BMCがお送りしたイベント「トロピカルビルパラダイス」
味園ビルの屋上で夢のような2日間、
両日ともたくさんのご来場により大大盛況となりました。
お越しくださった皆様本当に本当にありがとうございました!

主催者ながらこの光景にはうっとり
これは夢か幻か・・・

初日ショータイムの盆踊りは
夕暮れ染まる時間にスタート
気づけば予定を大きく上回り、
約1時間半ものあいだ音頭を取ってくださった
河内家菊水丸さまの心意気に感動!
そして初めて河内音頭と触れ、身ぶり手振り覚えながら
輪の中に入って踊っていたみなさんの笑顔が忘れられません。
BMCメンバーも夢中でビルの屋上盆踊り堪能をさせていただきました!40名限定の館内ツアーは参加者のみなさん大興奮で
わあー!おぉー!という声とシャッターを切る音が
あちらこちらで聞こえました。特に閉鎖中のサウナは
普段見ることができないので貴重な機会でしたね。

そして2日目ショータイムも大盛り上がり
フジロック出演から直帰のラスティックパンズのみなさま
お疲れのところこれまた予定時間をはみ出しての熱演!!
ここまで味園屋上が似合うアーティストはないのではないか!?
最高にトロピカルな音楽をありがとう!

二日通して500名ほどの方々にお越しいただき飲食チームは大忙し~
特別出店のEXPO CAFEさん雰囲気にばっちりハマってました!

BMCが大好きな味園ビルを多くの人に知ってもらいたい!
もし味園ビルにビアガーデンがあったなら・・・楽しいに違いない!!
という妄想とビル愛から始まったこの企画
私たちの無茶な企画に賛同くださり
打ち合わせ、準備から撤収に至るまで面倒を見てくださった
味園のスタッフのみなさまには心より感謝しています!

またこの機会に味園の方々にお世話になったことで
よりそのスケールと懐の深さを感じてしまったBMCは
ますます味園の虜です!

このイベントを通して
味園ビルの事を初めて知った人
知ってたけど行ったことがなかった人や
宴会場は行ったことあるけど隅々まで見たことがなかった人
少なからず新たな魅力を発見できたのではないでしょうか?

そしてこれからも味園に通ってください、
味園にはパラダイスがまだまだございます。
パラダイスはいつもここに!夢の続きをご堪能あれ~!!



※なお、トロピカルビルパラダイス会場にてお忘れ物がありました。
 ①茶色の紙袋[連絡済] ②白地に黒の水玉の日傘
 ③ペンタックスのレンズキャップ
 お心当たりの方は、BMCまでご一報くださいませ。

2010年7月29日

いよいよトロピカルビルパラダイス、本番!


皆さまいよいよです!
30(金)と31(土)は17:00~21:00は味園へGO★
トロピカルビルパラダイス
なんとかかんとか準備を整えお待ちしています。
冷たいビールはもちろん、フードもスイーツも充実。
音楽も、そして今回は謎のVJに映像もお願いしています。
菊水丸さんは上海から、ラスティックパンズさんは苗場から、
味園の屋上目掛けてやって来ます!
二日間、晴れますように~

2010年7月20日

味園館内ツアー、申込を締め切りました!!

いよいよ夏本番、ビアガーデン本番です。

トロピカルビルパラダイスの目玉企画のひとつ、「味園館内ツアー」ですが、
ご好評につき全て定員いっぱいとなり申込を終了しました。

お申し込みいただいたのに参加できない方には本当に申し訳ありません。
30日、31日と、17時からビアガーデンをやっています。
日没から味園の写真のスライド上映などもやりますので、
ぜひ、ビアガーデンにご参加いただいて味園を感じてください。

2010年7月15日

トロピカルビルパラダイス!

今月の30(金)31(土)BMCがお届けする夏のビルフェス!

暑い夏と、熱いビル。
ビルでビールの屋上ビアガーデン!

レジャービル味園の屋上で2日限りのイベント「トロピカルビルパラダイス」
盆踊りにライブと両日ともトロピカルショータイムは必見!
貴重な味園ビル館内ツアーもございます。
なんか分からんけどとにかく楽しそう!と思ったあなた
そうです楽しいに決まっているのです!

味園ビルの屋上でこの内容、見逃すと後悔するでしょう

月末はトロピカルでパラダイスなビルに
皆様のお越しを心よりお待ちしています!!

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トロピカルビルパラダイス

開催日時:2010年7月30日(金)、31日(土)【小雨決行】
     午後5時から午後9時まで
会場:  味園ビル屋上(駐車場棟)(大阪市中央区千日前2-3-9)
入場料: 2千円(1ドリンク付き)
問い合わせ:bmc2008●s-takaoka.net(●を@にしてください)

★トロピカルショー
☆30日(金)午後7時より: 河内家菊水丸上海万博凱旋盆踊り大会
河内音頭取り生活35周年、河内音頭のスター河内家菊水丸さんが
上海万博での盆踊りから凱旋特別企画として味園ビルに登場!
日本古来のダンスビートにのってみんなで盛大に踊りましょう!

☆31日(土)午後7時30分より: ラスティックパンズライブ
2004年、スティールパン・オーケストラのセッションから生まれた、
本場トリニダードスタイルのドラム缶楽団。圧倒的なインパクトと
共にダンサブルなパフォーマンスは老若男女を虜にしている。

★味園館内見学ツアー(要申込み・参加無料)
7月31日(土)、第1回午後3時〜、第2回午後4時〜
独創的な装飾とロイヤルな内装、むかし未来的なデザインを隅々まで
堪能してください。50年の時を経た大阪ミナミ、レジャー文化の
リアル・ミュージアム。この機会をお見逃しなく!
・定員各回20名、先着順受付(定員になり次第締切)
・申込方法:「味園ツアー参加希望」と明記の上、
 氏名・電話番号・参加希望人数(3名まで)と希望回を記入し、
 下記宛先までメールでお申し込みください。
 追って詳細をお知らせします。
 申込先:bmc2008●s-takaoka.net(●を@にしてください)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
○チラシデータ(jpeg,1.8M)












なお、遠方よりお越しのお客様は
そのまま味園のHG(ハイグレード)ホテルにお泊りはいかがでしょう?
渋ビルをリノベーションしたホステル64もお薦めです!
トロピカルビルパラダイスの翌日は御舟かもめでぷかーりなんてのもオツですよ。

2010年7月9日

イベント予告!「トロピカルビルパラダイス」

1950年~70年代のビルを使って様々なイベントを展開してきたBMCが
この夏最高にトロピカルなイベントを開催します!!

7月30日(金)31日(土)17時~21時
会場はミナミ、あの「レジャービル味園」であります。
500人宴会場・キャバレー・スナック・ハイグレードホテルが
ビルに納まっているあの味園でありますよ!

1956年創業、未来に向かってまっしぐらだった時代を駆け抜けた名ビルで
当時の熱気に負けないようなイベントをやってしまいます!



会場となるのはふだんは立ち入ることができない屋上にて
2日限りのビアガーデンを展開!!
大きなネオン看板を目の前に繁華街を見下ろしながらのビール・・・
なんて最高でしょう!

と思ったらそれだけではとどまりません
両日ともトロピカルショータイムがございます!

30日は、なんとビル盆踊り!!
音頭を取っていただくのは、河内音頭といえばこの方
河内家菊水丸さん(ホントに本人)に出演いただきます!!
上海万博で盆踊りを披露した後の凱旋音頭であります。
これは参加するしかない!!
19時~開始

31日は南国ムードむんむん、男だらけのスティールパンバンド
ラスティックパンズのトロピカルライブ!
これまたハマりまくりのゲストであります!!
19時30分~開始

そして31日の日中はBMCが案内人となる
恒例の館内ツアーも行います。
味園ビルの魅惑的な建物をとくとご堪能いただける
ビッグチャンス(定員あり要予約)

会場:レジャービル味園屋上 大阪市中央区千日前2-3-9
日時:7月30日(金)31日(土) 17時~21時
両日とも入場2000円1ドリンク付

小雨決行

トロピカルでパラダイスな2日間
みなさまどうぞ予定をあけておいてください!


詳細は近日UPします、お楽しみに~!!

2010年7月5日

月刊ビル2号 絶賛発売開始しました!

先週末のBMCはBAR階段室、けんちくの手帖、盆踊りの練習、と多忙でした。
BAR階段室やけんちくの手帖にお越しいただいたみなさま、
どうもありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか?

週末から先行して月刊ビル2号を発売開始しております!
今週中に各書店さんにもお届け予定ですが、
メールでのご注文はこちらをご確認下さい。

2号目にしていきなりの4ページ増!も納得の凄ビルです。
ぜひ手に取ってご覧下さいませませ。

2010年6月28日

月刊ビル2号発売!&記念バー階段室開店!!

ご好評いただいている「月刊ビル」の2号が
間もなく発売されます!




今回の特集は大阪ミナミの浪花組本社ビル。
左官を業とするナニワの老舗社屋です。
どやっ!!と言わんばかりのビルの凄さは
以前ブログで書かせてもらいましたが、
取材を進めると、出てくる出てくるおもしろエピソード!



1代目組長に始まり、その娘さん、3代目社長や最長老職人など
聞けば聞くほどに人間ドラマが展開され
編集する私たちを魅了し、勢い余って前号より4ページ拡大の
ゲツビル2号!
建物を見せる本は世の中にたくさんありますが
BMCが取り上げたいのは建物はもちろんのこと
その時代背景や人情ドラマでもあるのです。

ということで
2号もビルにまつわる魅力が凝縮、もちろんメンバーコラムも
磨きがかかって一見の価値はございます!!1部210円
ぜひご購入ください。

そしてゲツビル発行記念「バー階段室」が開店します。
誰よりも早く入手するならこちらで!

7月2日(金)20時~
500円1ドリンク&1ゲツビル付きです(これはお得!)
BMC一同心よりご来店お待ちしております~

BAR階段室 :大阪市北区天満3-6-3鉄道広告社ビル2階

2010年6月24日

兄弟ビル

久しぶりにビルネタを。
BMCの好きなビルに、大阪・淀屋橋の朝日生命館があります。



このメタリックボディに角丸のアルミサッシが如何に時代の男子を駆り立てたか、BMC岩田が月刊ビル2号(もうすぐ発売)で独自の診断を行ってます。
まぁ、カッコいいわけです。



この朝日生命館に兄弟がいることを、先日東京・日本橋で発見しました。
日本橋朝日生命館。
発見って、東京の方はよくご存知の一等地に建っているわけですが。



仮面ライダー1号と2号くらいの微妙な違いです。
大阪が1号(1961年)、東京は2号で1962年のようです。
大阪は竹中工務店の設計・施工、竹中をリードした小川正の設計なので、
これはもう小川の連作に違いないとググってみたところ、
さにあらず、鹿島の設計・施工と出ました。



同じ建築主、ほぼ同時期とはいえ
別のゼネコンでこの類似。
岩田説に従うなら建築主がよほどの○○○ということになりますが、
個人的には小川正の連作であってほしいなぁ。
情報源がテナントビル情報だし、結構いい加減だから間違ってる可能性もあるし。

ちなみに淀屋橋の角丸サッシは、鉄道車両のサッシがそのまま使われてます。
月刊ビル2号、間もなく完成です。

2010年6月22日

「けんちくの手帖」にでます。

お知らせです。
7月3日(土)20時から、中崎町のcommon cafe で開催される
「けんちくの手帖」に出演します。
24回も続いている「けんちくの手帖」には
毎回ユニークな活動をされている方がゲストに招かれていて、
BMCにお声がかかったのはとても光栄です。
BMCが追いかけている戦後建築の魅力はもちろん、
「月刊ビル」の取材や編集のこと、誌面には載らない裏話などを
5人でお話しする予定です。
カフェスタイルでのカジュアルなイベントなので、
皆さん是非お気軽にご参加ください。
そしてなんと「月刊ビル」第2号を、
このイベントで先行発売します!
詳しくはこちらまで。

2010年6月18日

月刊ビルの販売店増加中!

月刊ビルをお取り扱いくださる本屋さんが増えました!
BMCキオスクほか、下記書店でお買い求めください。
遠方の方は、メールでもご注文受け付けております。

●大阪
・BMCキオスク(大阪市北区天満3-6-3鉄道広告社ビル二階)
 ※月+水~土14:00~19:00 お隣の駒鳥文庫さんでもお取り扱い中!
Calo Bookshop & Café(大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階)
柳々堂(大阪市西区京町堀1-12-3)
on the books(大阪市中央区内平野町2-1-2アイエスビル2A)
Rojiroom(大阪市中央区谷町7-6-33)
beyer(大阪市天王寺区玉造元町14-25)
Kuhn(大阪市北区天神橋5丁目8-11)
●京都
恵文社(京都市左京区一乗寺払殿町10)
●兵庫
HANARE(兵庫県川西市火打2-15-24)
●埼玉
senkiya(埼玉県川口市石神715)
●鳥取
ことや(鳥取市新町201上田ビル)

2010年6月15日

鉄道広告社の二階

このところ「月刊ビル」を新聞やテレビなどで取材していただきました。
(なぜか一番詳しく書いてくれてるのはモンド不動産部長のブログ

取材の度に「なんでこんなことやってるの?」と聞かれる訳ですけれども、
そりゃ「ビルが好きだからです」、なんですがそれだけではありません。
というか、それだけでは済みません。

カッコイイなと思っているビルが、何の評価もされずに壊されるのがイヤだから。
使っていないままに放置されていたりするのが勿体ないから。
まだ大量に残る1950-70年代のビル達に空室が多いことが、
『元気ない』と言われてる大阪のどまん中の物理的な空洞なのだから、
そこを楽しいことや楽しい人で埋めれば、どんな意味でも大阪は元気になる、
と思っているから。

それに尽きます。

こんな渋いビルが好きな人が使うにはどうしたらいいか、
こんな渋いビルを持ってるけどガラガラで困ってるオーナーはどうしたらいいか。
その一つ一つはケースバイケースで、
なぜこのような状況になっているかは判ってきたけれど、
こうすりゃOKという特効薬的なビジネスモデルはありません。
むしろ、手探りで進めば面白いコトにぶつかる、
という事だけがはっきりしてきた今日この頃。

BMC本部がある鉄道広告社二階は、BMCで使うには広かったので
使いたい人を募集しました。個室一つ、相部屋6ブース分。
オフィスとかに使うのかなー・・・?と思っていたけれど、
オフィスと住まい以外に何か場所が必要な面白い面々が自然に集まりました。
会議室を6つのブースに分けている右半分はこんな感じ。一番左はなにやら7月に雑貨屋さんがオープンするらしい。
まん中はライターさんのセカンドオフィス(?)兼たまり場
右はなんと軽音部。何十年続いてるねん?みたいな看板アリ。
今度社長室で「泊・唄声の港ツアー」というライブをするそうです。

社長室でライブてなんのことかと言うと、こんなこと↓※これはhitotoさん(後述)主催のライブの模様。
 ちなみにブラインドをバックに立つのはKento FUNAYAMA氏と島津田四郎

この社長室はブラインドをクッと摘んで眉間にシワを寄せて外を見ることや、
深々と社長デスク&社長椅子に腰掛けて地球儀をカラカラと回すこともできる、
ほんまもんの社長室で、共有(※有料)スペースとしていろいろ使っています。

だいたい日曜日に行われているのは社長卓球。

おっとブースに戻りましょう。
左半分はこんな感じ。
左が「いまは、モロッコ雑貨屋」のnora。土日限定営業中。
まん中は映画専門古書店の駒鳥文庫、毎日お昼から開店中。
右はエキスポでカラフルな雑貨屋(だけじゃないなー)の猫リズム

そして作業室を使っているのはギャラリー&イベントスペースhitoto
次回の「わが家の実験展」にはBMCメンバーも参加申込していました・・・!
こちらももうすぐ社長室でライブ。今度はaCaeさんのライブだとか。

これだけ多彩だと「この指止まれ~」と声をかけた側としても絶句します。
空室を抱えたビルオーナーがみなさん仰るのは、
「どんな人が入りたいのかわからない」「ややこしい人に来てほしくない」

でも、ビルに個性があれば、
その中の「何か(わからんけど)」を共有する人たちが不思議と集まるもの。
ビルの魅力を信じて、「この指止まれ~」と言ってみることから始めましょう!
そんな今日この頃の鉄道広告社の二階。
ぶらりと遊びに来てください。
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おっと忘れてはならないわたし達のキオスクでは、
月刊ビルもお取り扱い中です!月~土(火を除く)14:00~19:00に営業中。

※月刊ビルはメールでも販売受付中です!

2010年6月12日

朝日新聞でBMCと月刊ビルが取り上げられました。

6月12日の夕刊、関西版の朝日新聞文化面に載っています。
朝日新聞を読まれている方は是非ご覧ください。
月刊ビル第1号は引き続き好評発売中です。
興味を持っていただけた方はこちらで購入いただけます。
購入方法はこちら

また、新聞にはBMCの電話番号が載っていますが、
留守にしていることも多いので、
お問い合わせはメールでいただけると助かります。
メールアドレス bmc2008●s-takaoka.net(●を@にかえてください)

第2号は鋭意編集中。取材内容が面白すぎてまとまりません。
6月末発売予定。

2010年6月1日

6月2日(水)はキオスク臨時休業です

「月刊ビル」の増刷が入荷し、1日の毎日新聞にも紹介されてますます盛り上がるBMCですが、明日6月2日(水)のキオスクは臨時休業とさせていただきます。月ビル2号の取材などでメンバー全員が出動します故。申し訳ございません。

2010年5月30日

月刊ビル、再入荷しました!ご注文お待ちしています

第2刷を先ほど入荷しました!
ご注文方法はこちらです。
面倒な手続きにも関わらず、
東京、名古屋、広島、神奈川、埼玉などからご注文いただきました。
そう、実はBMC好みなビルは日本中の町にあるのです。
月刊ビルを見てビルマニアになった方々から
日本中のビル情報が集まってきたりして・・・とほのかに期待しています。

ぜひキオスクまたはお取り扱い書店でご購入くださいませ。
Calo BOOKshop&cafe
柳々堂
恵文社
ON THE BOOKS
senkiya←埼玉県川口市でも販売中!
※月刊ビルをお取り扱いくださるお店も引き続き募集しています。

次号は6月末に発行予定です!

2010年5月21日

「月刊ビル」創刊号・増刷決定!

我々の予想をはるかに超える好評ぶりで、
あっという間に完売となってしまった「月刊ビル」創刊1号。
その後もたくさんの方からお問い合わせをいただき、
増刷することに決めました!
今月末には入ってきますので、
手に入れられなかった方、もうしばらくお待ちください!
書店・雑貨屋さんなどの仕入れも受付けております。

2010年5月19日

番外編 今回は金沢の渋ホテル

毎度毎度番外編ですが今回は金沢編。

私が仕事で金沢に行った時に発見したモダンビジネスホテル。
ビル自体はコンパクトでスマートでサイズがとてもキュート。
3階4階をビジネスホテルとして使用してたようですが
何となく今は閉鎖されている感じで残念でした。

入り口の壁面の街灯も
ビルに合ってるのか合ってないのか分からない
そのアンバランスさが魅力で、

エントランスドアの取っ手は素敵なタイルでした。

自分がビル民宿するならこのサイズで
濃度の濃いのがやりたいなあとか、
一見シンプルですがビルマニアの妄想を
色々駆り立ててくれる素敵なビルでした。

2010年5月11日

「月刊ビル」創刊号 完売御礼!

史上初1950年~70年代のビルの魅力を謳ったミニ雑誌
「月刊ビル」創刊号
販売開始から10日あまりで完売しました。
たくさんのご注文、お買い上げ本当にありがとうございました。
通販の受付も終了しています。
創刊号の増刷は現在検討中、増刷が決まればブログでUPしますね。

書店にて在庫があればご購入いただけますので、
買いそびれた方は下記の書店にダァーッシュ!
Calo BOOKshop&cafe
柳々堂
恵文社
ON THE BOOKS

こんなに反響があるとは想定しておらず、BMC一同驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
只今第2号の編集作業中、
次号もとっっておきのビルを濃厚に、たっっぷりとご紹介します!お楽しみに!!


2010年4月30日

月刊ビルのご注文について

みなさま、月刊ビルがいよいよ創刊です、
ぜひ各書店またはキオスクでお買い求め下さい。
それから5/2は創刊記念のBAR階段室です!

しかしなかなかキオスクや大阪・京都の書店に立ち寄れないという皆さまには
次の方法で月刊ビルを通信販売させていただきます!

①BMC宛に「件名:ゲツビル送付希望」としてメールをください。
 bmc2008@s-takaoka.net

②送付先の氏名・住所・希望冊数・ゲツビルへの関心をご記入ください。
※但しお支払い方法を定額小為替とさせていただくため、
 5冊単位での受付とさせていただきたいと思います。
 
③メールいただいた方には定額小為替のご利用方法についてなど
 こちらから返信させていただきます。
 入金確認後の送付を予定しております。ご了承くださいませ。

手数料が100円かかってしまうのですが、送料はBMC負担、
そしてご購入の方にBMC特製コースターをプレゼント予定です。

どしどしお申込みくださいませ!お待ちしております。

2010年4月19日

月刊ビル4/30発刊!そして記念イベント開催!


ついに「月刊ビル」が!出るのです!

1950年~70年代のビルにスポットを当てた世界初のピンスポット雑誌
「月刊ビル」
小冊子ではありますが、BMCメンバーが伝えたい魅力を
各々の切り口で熱く濃厚に紹介しております

記念すべき第一号の特集は
我らが愛する、そしてBMCの活動原点ともなった「丹平ビル」に
深く潜入し、ビルのディテール写真や、使っておられる会社の方々から
聞き出したエピソードを紹介しています

この取材を通じて、丹平ビルで働かれている方が
今までただ古いと思っていたに過ぎないこのビルを
「そういう見方をすると確かに・・・」となり、
社長さんの目に止まり「おお・・・なるほど」となり、
会長さんまでも「これはいい建物なんですな」
と次々に感化なされ、本当に意味のある発刊となりました
おまけに大量受注までいただけて感謝感激でございます。

メンバーのコラムも大充実!
ビルの魅力満載で綴った「月刊ビル」は
GW明けより200円で
BMCキオスクと下記書店でお求めになれます
Calo BOOKshop&cafe
柳々堂
恵文社
ON THE BOOKS



そして!ゲツビル発刊を記念しまして
5月2日(日)19時よりBMC本部併設の「BAR階段室」にて
出版記念バーを開催します!!
先行して手に入れたい方はこちらにどうぞ

BAR階段室 :大阪市北区天満3-6-3鉄道広告社ビル2階
5月2日 19:00~
チャージ:500円with1ゲツビル+1ドリンク

連休真っ最中の夜、ぜひゲツビルを肴に飲んでってください!
お待ちしています~




2010年4月1日

「月刊ビル」まもなく発刊!


編集作業もいよいよ大詰め。桜が散り切る前に何とか店頭に並べるべく、BMC全員仕事そっちのけ(?)でがんばっております。お楽しみに!

2010年3月20日

看板

今日は少し(どころではないです)悲しいお話を。

BMCの拠点、鉄道広告社ビルの店看板を作っていただいた
切り文字看板の職人さんが 先日亡くなられました。

膨大な色のアクリル版からイメージに合わせて選び
丁寧に各文字をカットしてひとつずつ手で配置していく手法で
今でも喫茶店などでよくみかけます。
近くで見たときの立体感とか
色と色が重なる部分の何ともいえない色っぽさのようなものは
切り文字看板だから滲み出る味。

印刷したシートを張ってちゃちゃっと作れてしまう看板とは違い
手間と時間がかかるため、どんどん生産量は減少しています。
だからこそBMCに拠点を立ち上げるときは
看板は絶対に切り文字看板がいい!という強い気持ちがありました。

神戸の看板屋職人さんを尋ねたとき
初めは珍しいもんがきたというような顔をしたけど
一緒に色を選んだり、貼り方によって変わる発光の仕方を
教えてもらいながら、私たちの無理な要望にも答えてくれて、
完璧な仕事をしてくれました。
看板作りのやりとりを通して
職人の真面目な心意気に惚れ直しました。
そして 私たちのこの看板が
この職人さんの遺作となったことも教えてもらいました。

職人気質で口数が少なく
私は緊張してあまり喋ることができませんでした。
もっといろんな話をしたかったです。

今、BMCにはそんな真面目な職人さんの看板がほわんと灯っています。
ビルに遊びに来たときは
ちょっと近寄って看板を見てみてくださいね。

看板を作ってくれた西山さんにご冥福をお祈りします。
そして、心から感謝します。

2010年3月14日

ホステルロクヨンオオサカが開業!

BMCのメンバーの二人が所属しているArts & Craftsが、
ふだん主にしている住宅の改修とは別に、宿を始めることになりました。
ホステルロクヨンオオサカ」(写真は転用前)
1964年築の最もオーソドックスな形の渋ビルで、
事務所+倉庫+工場+従業員宿舎という
いくつもの用途で使われていたのが長い間空家でした。
(ちなみに長屋などが昔からずっと多目的に使われてたのと同様、
 60年代ビルくらいまでは、いくつもの用途で作られたビル、多いです。)
そこに旅館へ用途変更して命を吹き込んだという訳です。
先日、東京・大阪のリノベーション(改修)に関わる人たちが
わんさか集まって行われたリノベーションシンポジウムで、
ホステルを運営するArts & Crafts代表・中谷ノボル氏は
「空いたビルを海外や国内から大阪にやってきた観光客で埋めたい!」
と話しており、古ビル活用の一つのチャレンジとなります。

大阪に住んでるけど泊まってみるのも楽しいですし
(なんと言ってもドミトリーだと1泊3900円~)
バーラウンジだけのご利用もOKとのこと。
ぜひ遊びに行ってみてください!

2010年3月1日

週末のライブのお誘い

鉄道広告社のギャラリーhitotoさんで
今日から始まった『エコーする数字』展
展示は今日から1週間 そして
今週末3月6日(土)にライブを開催します

詳細とライブの予約はこちら
[ hitoto HP ]

素敵な週末になること間違いなし
夕暮れどきの心地よい時間
ぜひグッドミュージックに揺られにきてください

2010年2月28日

天満のタイル兄弟

こんにちは
暖かくなってきましたね

いつものように街を見上げながら自転車をこいでいると


こんなに仲良く寄り添う 渋ビルの並びを見つけました

どちらも硬派なオールタイル貼り
見事な青と緑のツートンカラーのハンサム兄弟です
ちなみに私は釉薬タイルの
天気によって変わるその気まぐれな表情が好きです

このビルは本当に本当にシンプルですが
ふたつ並ぶとその佇まいもなかなかの迫力
私の写真技術では伝えきれないのがもどかしい...

しかし この余計な装飾のない素っ気なさにこそ
人は心惹かれるものなのでしょうか


見上げるとこんなかんじで


見下ろすとこんなかんじ この密着感

とはいっても
この景色に心躍るのは私がビル好きだからであって
やっぱり戦後ビルの存在は
大正時代の「幻のような夢空間」でもなく
ハイクオリティな「時代の最先端」でもない
その中間にある現実感があります
でも街の景色としてまだまだ「当たり前」の存在の今こそ
できることがたくさんあります

BMCは鉄道広告社に拠点をおいてから
ひとりひとりとの出会いを通して
温かい空気がゆっくりと流れはじめています

ブースを楽しく面白く使ってくれる人がいて
その人に興味を持った人が集まる...
みんながビルに興味がなくても
何かぴんとくる共通点で人が集まっていく
場所になればいいと思います

おビル見をしたくなる あたたかい春はすぐそこです
みなさんぜひビルに遊びにきてくださいね