2009年10月30日

まもなくBMC2009開催

いよいよ今週末の土日はBMC2009です!
くわしくは[ こちら ]

今年もあれこれとやりたいことを詰め込み、内容も充実してます。
そして、ご近所の時色さん(http://www.ac.auone-net.jp/~tokiiro/)も
BMC2009と同時開催で素敵なイベントを行います→[詳細]
そちらにもぜひ足をお運びください。


猫も一緒にみなさまのお越しをお待ちしてます。

BMCメンバー一同

2009年10月25日

祝開店★BMCキオスクin鉄道広告社

鉄道広告社BMC本部のお披露目イベントがどんどん近づいてまいりましたが、
同時にBMCキオスクもスタートします!


夜長堂が以前から意識していた
駅構内に何気なく設置されてるキオスク、
もしくは渋味商店街やビルの中に当たり前のように存在しながら、
店主独特のセレクトセンスで度肝を抜かれるびっくり売店や
昔から変わらない金物屋さんの何でも売ってる陳列棚などなど。





限られた空間、
規則的にきちんと整列された商品棚、
お客さんとの微妙な距離感、
そしてあまりに日常に溶けこんでいるので、
見慣れてなかなか注目度は低いというこの感じ、どことなく愛してやまない渋ビルたちに似ていませんか?
まじまじと観察すれば奇想天外で独特のカオスが漂う感じなんてまさにそうで、
やはりどことなく自分たちがビルに惹かれる理由とリンクしてる気がします。



我がBMCも縁があって「鉄道広告社」という渋ビルに出会いましたので、
これをきっかけに自分たちなりの好きな味のあるものをセレクトしながら
我がままなBMCキオスクをささやかにオープンさせたいと思います。







人気のBMCグッズの他、
メンバーそれぞれが選ぶ渋アイテムや
アーティスト作品などなど、
物販を通して更に真面目に遊んで行きたいと思います。
キオスクは定期的に
BAR階段室にも変身しますので、
こちらもみなさま開店の際は是非足をお運びくださいませ。


(昼夜二つの顔を持つ、変幻自在なキオスクの窓口は、
 箱屋さんの下薗くんに作っていただきました!)

2009年10月22日

熱いデザインはビルだけでなく

着々と準備を進めておりますBMC本部。
ビルマニアカフェ2009まであと10日を切りました。

BMC本部を構える鉄道広告社さんはその名の通り、鉄道にまつわる広告代理店。
長い歴史の中で、
恐らくお仕事のために収集されたり記録されたであろう、
広告やデザインの若き時代を垣間見ることのできる資料も残されています。
当時の広告物のグラフィックデザインやコピーを見ていると、
渋ビルを見ているときと同じ気持ちになります。

見る人や使う人がどう思うか、という“条件”をはるかに上まわる、
“こんなのが作りたい!!!”という勢いとか熱意がはみ出している、
そんな気がしてならないのです。それはとても個人的な何かに思えます。
だから突っ込みドコロはいっぱいあるのですが、
それでも何か訴えてくるものを受け止めたいとこちらも熱くなるようです。

子どもの頃から既に大量のモノと情報を与えられ、
そんな豊かな時代の若者として市場からターゲットとして注目され続け、
「こんなものがほしいでしょ?」「今度はこんなのを流行らせるよ」
というメッセージを受取り続けてきた者の感覚として、
かつてのデザイナー達の、そんなことにはお構いナシの創作意欲が
とてつもなくカッコよく感じられるのです。
そのはみ出すくらいの何かに憧れ、
「あぁ、自分もなにか・・・!」とかきたてられてしまいます。

そんな風にデザインされたモノはビルだけでなく、
こういったグラフィックや家電や車や家具などいろいろあります。
ビルマニアカフェ2009では、そういったモノも見ていただけると思います。

10/31と11/1は鉄道広告社ビル二階へぜひ!

2009年10月16日

BMC[ビルマニアカフェ]2009 in 鉄道広告社

スチールのドアが出来ました。扉が付く、というのはいいモノです。

で、今月末にはお披露目を兼ねまして、ビルマニアカフェ2009開催します!
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1950-70年代に生まれた渋ビルに魅了され、
様々な角度でビルの楽しみ方を発信している
BMCがお届けするイベント[ビルマニアカフェ2009]。
大好評だった昨年に続き今年もやってしまいます!

もはや情報発信するだけではモノ足りず、
天満の小さな渋ビルを活動拠点に使い始めます。
ここには笑いと熱とアイデアが盛りだくさん、
いろんな人が集まることで日常が豊になるのです。

この度BMC本部となる1967年築の「鉄道広告社2階」のオープニングを祝して、
渋い、ユルい、熱い企画満載のビルマニアカフェ2009!
みなさんと素晴らしい時間を過ごしたいと思います。
オープニングセレモニーとパーティーをぜひお楽しみください。

会場 鉄道広告社大阪市北区天満3-6-3
※イベントは2階と3階屋上にて開催
※交通機関 京阪本線、中之島線、地下鉄谷町線[天満橋駅]徒歩10分イベントスケジュール
1日目(10/31土)14:00-21:00
14:00~ オープニングセレモニー
 渋ビルの新しい門出!紅白の横断幕にくす玉、テープカット。
 ぜひ皆さんでご参列の上、祝ってやってください。
15:00~ オープニングライブ 
 [nigumo:スチールパンのSweetyつやつやとギターの芦田良平]

2日目(11/1日)14:00-21:00
14:00/15:00/16:00/17:00/18:00~(各10分) BMCラジオ 公開放送!
BMCメンバー5人がビルに対する熱い思いをゆるりと語ります※館内のみ
19:00~ クロージングライブ※ライブチャージ1500円 
[あのトウヤマタケオさんが足踏みオルガンとトイピアノで屋上ライブ]

そのほかいろいろやってます
■喫茶軽食「鉄道」:BMC2008でも好評だったクミスケシフォンケーキなど
■スナック社長室
■バー階段室
■BMCキオスク;おなじみBMCグッズ、昭和の雑貨や夜長堂ペーパーを販売。
イベント終了後も引続き営業予定。

常設展はこちら
●ビル写真上映;
 毎回恒例のビル写真を上映
●喫茶展;
 昭和の喫茶店の魅力を紹介
●ビルマニア不動産;
 BMC一押し物件をご案内



今年はのんびり、でも盛りだくさんのBMC2009。
階段と屋上でお待ちしています!

2009年10月13日

BMC本部作成中

BMC本部工事は着々と進みます

さてこのビルの2階全部をBMCで使うには広すぎるので
一緒に使う人を募集しています。
渋ビルでこんな使い方したい!我こそは!という方、
スペースを探している方、入居しやすい賃料ですので
条件などお気軽にお問い合わせください
いろんな人が行きかい、そこから何かが生まれるような
そんな場所を作っています

ということで、いろんな人と一緒に過ごすためには
仕切り作ったり何やかんやと手を加える必要があります



できる限りオリジナルの姿を尊重しての工事計画ですが
1階のオーナー会社とは動線を分けなければならず
外壁に穴を開け出入口を作るというなんとも
心痛む作業を乗り越えなけらばならないのですが

絶対に外観を損なわないよう心に誓い
がっさりと開口を作りました!!
こうなったらヤケクソでっせ~
いやいや練りに練って作っています





できることはメンバーでやるぞ!!
日曜やら夜な夜なトンカチトンカチ・・・
ペンキ塗って♪
天井抜いて♪
タイル貼って♪
ブース作って♪



くたくたヨレヨレになりながらも
ワイワイ工事をやってます



こんな機会がないとここまでビルと向き合うことも
できないので、すごく良い経験となっています

隠れたところまでもしっかり作りこんでいるし
見れば見るほど、知れば知るほど
本当に色んな事を考えさせられます
剥がした天井のコンクリートは杉板の型枠で作られた
美しい仕上がりだったり





それになんと言っても楽しみは
倉庫整理で出てくるお宝グッズの数々

マッチラベルコレクションやら
1970年のミスコン「ミスユニバース」の写真
もちろん家具も必見!
これらは使ったり展示させてもらいます

もう少しで皆さんに見てもらえるようになります

どんな展開になるのかBMC本部
あんな事とか、こんな事とか
アイデアが止まらない~
ご期待ください!!

2009年10月5日

渋ビルと歩む 「BMC本部」


突然ですが
私たちBMCはこのビルを使っていきます
色んな人と、楽しくそして意味のある時間を刻んでいきたいと思います

出逢った時からゾッコンでした
大阪市北区天満3丁目。この街のスケールによく合った絶妙なサイズ、


そしてちょっと不器用で愛嬌のある佇まい
外から垣間見えるパーツにただならぬ空気を感じ取り、虜になりました

見つけたからには中もみたい!
いつものごとく、当然ながら拝観させてもらう事に成功
一階はビル名である鉄道広告社さんが営業されています
ひと昔前は全部を使っていたそうな
時代は変わり、悲しいかなビルを持て余すようになったようです



目に飛び込んできたのは当時のオリジナルの姿
凝りに凝ったものでは決してなく、あくまでも標準的なパーツ
今となっては意外と当時の標準仕様のものと出会うことは少なく
多くは荒れ果てているか、今風にリフォームされてしまっているにも関わらず
ここには堂々とその姿が保たれていました

美人女優じゃなく、
街中のどこにでもいそうなステキな女性と出会ったみたいな
衝撃じゃなくジーンとくる感じ
話がしてみたい、あなたのことをもっと知りたい
おっと文面がおかしくなってきました

決して著名な建築家が設計した訳でなく
町の工務店が当時の熱で作り上げたこのビル



小規模ながら社長室は社長室らしく、応接室はやはり応接室らしさがある
光の入る階段室は豊かで清々しい
興奮ではなく心に響くものを見たのは初めてではないだろうか?



三階の大部分はテラスというのもたまらない
と思った矢先に飛びついてきたのは、飼い犬のメルちゃん
そしてのびのび暮らす3匹のネコ



贅沢だ・・・そしてゆるやかだ・・・心地良い温度に包まれました
この瞬間、なんとかここを使えないかという思いが直観的にかけめぐった
なんせ街と建物のサイズが今の自分たちにぴったしな気がした

「こんなんで良ければ・・・よろしいよ」
オーナーの簡単な一言。
こちらにしちゃあ相当なシロモンですぜオーナーさん!

とは言っても使うとなればあれこれ不備があり、
そのまま使うわけにゃゆきません
そんなこんなで話が進み、我々BMCはこの渋ビルを少しだけアレンジして
「BMC本部」をかまえます!

あれこれおもしろ企画満載でお届けするBMC本部
どんなことになるか、お楽しみに!!

詳しくはブログにて随時お知らせします


2009年10月3日

なにげなくて気付かないモノ

よく言われるコトで
「なにげなくて気付かないモノにこそ幸せがアル」
なんての、ありますよね。
わたし達BMCが魅了されてる渋ビルって、そういう存在かも、
と改めて実感する日があります。

なんだかダメだなー・・・調子出ない。。。
と思いながら街を自転車で走っていた日、
ふと信号待ちをしていると傍らに優しい気配を感じました。

大きいガラスブロックと小さいガラスブロックと
緑の釉薬タイルのパターンがなんだか優しかったんです。
ショウケースの中のカラフルな何かはパッケージ?
mのロゴがピリっと効いていて、「おっ」てなりました。


こんな雰囲気あるロゴを見たら、またも「おっ」てなります。
ヴィラ、ですもん。ちょっと住所書くのが気分良さそうですよね。

BMCメンバーのビルの好みもホントにいろいろで、
元電電公社(NTT)のビルが好きでデンデンデンデンゆうてる人もいますし、
渋ビルのダンディズムにうなってる人もいますし、
繁華街の裏手にある濃厚なタイルが何種類も使われてるような雑居ビルが好みの人、
「ほら!ココ、ココのアールがいーんですよ!」と言われても・・・メンバーでさえ
「あぁ、はぁ~」とコメントせざるを得ない人、
わたしは御堂筋沿いの大きなビルで、でも端正で上品なのにグッと来ますが、
それだって、その時の気分によってちょっと好みが変わったりします。

いつも聞いてる音楽と、ちょっと違うのを聞いて感動するのと同じです。

とにかくその日のわたしとしては、こんな丸みにホッとしたり、
綺麗な色にハッとしたり、
傍らになにげなくいてくれるビルのおかげで、
確かに気持ちがシアワセになったのでした。

そーゆーもんですよね。